手島悠介『かぎばあさんの魔法のかぎ』の「(パイナップル乗せ)大きなハンバーグ」[おいしい読書003]
子供の頃、夢中で読んだ本にも「おいしい」がたくさん
自分自身「カギっ子」で、カギを忘れることもあったので、かぎばあさんにはすごく思い入れが
こんな人が来てくれるといいなぁ… って。まぁホントにいたら不審者感すごいんだけど
手島悠介「ふしぎなかぎばあさん」
『ふしぎなかぎばあさん』は、その名の通り不思議なおばあさんが主人公
「かぎばあさん」とは?
カギをなくし、家に入れなくて困っている子供の前にあらわれて、持っている大量のカギの中から「家のカギ」を見つけ、家に入れるようにしてくれる、不思議なおばあさんが「かぎばあさん」
さらに悩み事のある子どもを元気づけるため、歌を歌いながらごちそうを作ってくれるのという夢のような存在。
やっぱり完全に不審者なんだけど、こういう人が来てくれるといいなぁって、子供心に思った
大人気シリーズ
1976年の1冊目から2000年まで、20冊が刊行されて350万部も売れているそうだから、相当な人気シリーズ。
しかも図書館や学校図書館で読んだ子も多いんだろうから、長きにわたってたくさんの子供が楽しんだんだろうなって
もちろん今もきっと読みつがれてる。そう思うと児童文学ってすごい
かぎばあさんは料理の達人!?
かぎばあさんは、おばあさんなので、作る料理も田舎風? かと思いきや、意外とハイカラ。
最初の物語では「ポークソテー」。2作目では「ハンバーグ」と、子供の好きなごちそうを中心に、甘いおやつも、各国料理(メキシコ料理やギリシャ料理なんて話もあるらしい)も魔法のようにつくってしまう
かぎばあさん最高!
イラストレータさんの「おいしそう」な絵もあいまって、ホントにすごくすごくたべたかった
かぎばあさんの魔法のかぎ
子供の頃、とくに憧れて「食べたい」と熱望したのは「ハンバーグ」
かぎばあさんがつくってくれたそれは、もうものすごく大きなハンバーグで
しかもパイナップルが乗っていた
パイナップル乗せハンバーグ
ハンバーの上に、輪切りにしたパイナップルが2枚
缶詰のパイナップルを考えても、そりゃもう特大。
大きなハンバーグっていうだけでもステキだし、さらにパイナップルっていうのが余計にステキに見えたもの
実際あったら多分苦手だけど…
いや、酢豚のパイナップルも、そうめんのミカンやサクランボも苦手なんで
きっと実際目の前に出されたら「パイナップルは要らん」と思ったような気がするんだけど…
でもその当時、すごく魅力的に見えたもの
大きなハンバーグ、つくってみようかな?