那須正幹『あやうしズッコケ探検隊』の「無人島ご飯」[おいしい読書007]
那須正幹さんの「ズッコケ三人組」シリーズ。
実はあんまり読んでないんだけど、数冊読んだ中で一番のお気に入りが『あやうしズッコケ探検隊』。
お気に入りポイントは「無人島」。無人島で食事に苦戦する話がもう大好物で
那須正幹「ズッコケ三人組」シリーズ
ハチベエ(八谷良平)・ハカセ(山中正太郎)・モーちゃん(奥田三吉)、3人の小学6年生が活躍するお話。全50冊
いつも「全50冊!?」と驚愕する。めちゃめちゃ人気シリーズだったんだなぁ
40代になった3人のシリーズも11冊出ていて、それでシリーズはすべて完結みたい。
お気に入りは『あやうしズッコケ探険隊』
数冊しか読んでないくせに、何度も読んだのが『あやうしズッコケ探険隊』
太平洋を漂流し、無人島にたどりついてしまった「ズッコケ三人組」。人食いライオンがいるという島で、サバイバル生活をするってストーリー
身を守り、空腹を満たし、トイレを作り… 3人が知恵を絞って生き抜くお話。
しゃくしゃくの「ユリネ」を食べる
この中で、モーちゃんは小魚で煮干しを作って、だしを取る方法を考えるし、八百屋の息子であるハチベエは、オニユリの群生を見つけてその根っこ(百合根)を食べることを思いつく。
クワイみたいにシャリシャリした食感のユリネ。この作品で、「はじめてユリネを知った」「ユリの根っこって食べられるんだ」なんて声も多いみたい
自分としては祖母宅で毎回出てくる茶碗蒸しにユリネと銀杏が入っているからユリネは食べたことあったんだけど、「ユリの根っこ」とは確かに思ってなくて、ちょっと驚いた記憶
クワイの方が食べたこと無かったので、「クワイみたいに~」ってほうが、わからなったりするんだけど
「ハチの子」が食べてみたかった
ここからはちょっと気持ち悪い話かもしれないで、あらかじめお詫びを
『あやうしズッコケ探検隊』で一番食べてみたかったのは、実は「ハチの子」。
蜂の巣にハチの子がいるのをみつけて、空き缶で炒って食べるシーンがあるんだけど、それが不思議と美味しそうで…
「食べてみたい!」と思ったものの、希望して食べられるようなものではなく、探して食べるような機会も勇気もないので、今に至るまで食べたことはなかったりして
蜂の巣ごとのハチミツとか
長野名物(?)のイナゴの佃煮とかは
実は食べたことあるんだけど(そういうのはめちゃめちゃ平気なたち。好き嫌いは多いのに)、ハチの子は…
これも食べる地方があるようなので、行けば… 食べられるのかなぁ?
無人島で食料に困る話が好き
子供の頃から「無人島に行って、知恵を絞ってサバイバルする話」が好き。ガチ目のものじゃなくて、どっちかっていうとのんびりムードのものがいい
たとえば最近でいうとアニメにもなった『ソウナンですか?』とか
子供の頃だと『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』はもう! 大好きで大好きで。アニメは何回も観た。原作があったことを最近知ったんだけど、タイトルは『スイスのロビンソン』っていうのが。読んでみたい
もうひとつ好きだったのは『十五少年漂流記』。本はホントに何度も読んだ。いろんな事件が起こる部分より、「無人島での生活」が好きで、そこばかり繰り返した