おいしい読書

逢坂みえこ『たまちゃんハウス』の「柳蔭」[おいしい読書008]

大昔(!?)「ぶ~け」という雑誌を超絶愛読していた

その時代から好きな逢坂みえこさんが描く、上方落語界の重鎮・桜花亭春福一家を中心にした物語『たまちゃんハウス』。この作品に出てくる不思議な飲み物が「柳蔭(やなぎかげ)

飲んだことは無いんだけど、飲んでみたい

逢坂みえこさんといえば

逢坂みえこさんの作品で最初に読んだのは『永遠の野原

最終巻を出先で買い、待ちきれず帰りの電車で読んで号泣したのはいい思い出(?)

編集者の綺麗と彼氏の音無くんの物語『ベル・エポック』も大好きだった

実写ドラマ化もしてたんだ! とイマサラ知ってビックリするっていう。

なんだかんだとずっと読み続けている漫画家さんのなかのおひとり

逢坂みえこ『たまちゃんハウス』

落語家の娘として生まれ、落語に対する憧れもマイナス感情も、豊富に持っている桜花亭春福の娘・珠子が主人公の『たまちゃんハウス』全5巻

「なにかの分野で認められたい」と願う珠子の、いかんともし難い感情がリアルで… この歳になっても直視できないけど、でも好き

こういう「女性心理のリアルさ」みたいな部分、逢坂みえこさんは書くのがうまいというか、真に迫っているというか

だからこそ「あーーーーー」ってなって、見ちゃいられないんだけど

謎のドリンク「柳蔭」

珠子がライバル視する女性が、花見の席に持ち込んだのが、くだんのドリンク「柳蔭

落語にも出てくる、夏らしい「お酒」… というか「カクテル」の一種なんだそう。その不思議な名前もあって、すっごく心惹かれるじゃない! っていう。

上方では「柳蔭」、江戸では「本直し」と呼ばれる冷用酒で、暑い季節に井戸でキリッと冷やして飲んだそう。

柳蔭 = みりん + 焼酎

その正体は「みりんに焼酎を加えたもの」。みりんと焼酎をほぼ半々に混ぜて冷やすだけなので、作るのはすっごくカンタン

なはずだけど… 多分「みりん」がいいもの… というか、昔ながらのものじゃないとおいしくないはず。「いいみりん」を手に入れたら飲もう! と思うもののなかなか飲む機会がない

いや「みりん」だけじゃなく、「焼酎」もいいものじゃないのダメなのかも? なんて

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ミナミ
京都出身、滋賀在住/仕事は自営業/ 小説も漫画好き/実用書・ビジネス書も時々/ 大の電子書籍派。趣味の読書はほぼ100%電子書籍で/ ミステリ、時代もの、SF、ライト文芸好き/ 食べるの好きなので「おいしい」ものが出てくる作品が好き/ 最近は映画とくに邦画好き