馬場のぼる『11ぴきのねことあほうどり』の「コロッケ」[おいしい読書005]
子供の頃、好きだった本はもう擦り切れるほど読んだ
裕福だったわけでもないから、そこまで自由本を買ってもらえなかったというのもあるし、近くに図書館がなかったのもあるし(小学校5年生の時に、近くに図書館ができて歓喜した)
11ぴきのねことあほうどり
すごく好きで、それはもう何度も読んだ『11ぴきのねことあほうどり』
そう思って調べたら1986年に映画が公開されているみたいなので、それに行った… ような気がする。
ねこたち「コロッケ店」開業
お話は、とある町で11ぴきのねこたちがコロッケ店を開業するところからはじまる。
店は大繁盛し、彼らは毎日売れ残りのコロッケを食べて生活していた。最初は楽しかったんだけど… 毎日コロッケだと飽きる。
「鳥の丸焼きが食べたい」と言い出したねこたちの元にやってきた、1羽のあほうどり。「このおいしいコロッケを兄弟たちにも食べさせたいから、国までコロッケを作りに来てくれないか」と頼む
あほうどりの国に行って、鳥を丸焼きにして食ってやろうとたくらむねこたちは、気球であほうどりの国を目指すのだが… みたいなお話
こうして書き出すと、「あほうどりを丸焼きにして食ってやろう」って、かなりひどい話。でもまぁ絵本なのでオチはかわいらしい
コロッケがホントにおいしそう
あほうどりが「国の兄弟に食べさせたい」と熱望するほどおいしいコロッケ
子供心にすごくあこがれた。
基本的にコロッケが好きだったので、余計に
お肉屋さんが揚げてくれるアツアツのコロッケ。行儀悪くその場で食べる。
きっとこれが世の中で一番おいしいコロッケ。
11ぴきのねこたちのコロッケも、大きなお鍋でジュワジュワ揚げていたので、きっとそんな感じ
最近、そういうお肉屋さんも減ってきたのでなかなか出会えないだけに、余計に食べたくなってきた
11ぴきのねこ
シリーズは7作出ているけど、実は『11ぴきのねこ』と『11ぴきのねことあほうどり』しか読んだことがない
ちなみに『11ぴきのねこ』も映画化されているらしく、調べてみると、リーダーのとらねこたいしょうの声を郷ひろみさんが担当しているみたい
どんな感じなんだろう? と俄然興味が
1980年の映画なので、観られる機会はないのかもしれないけど、ちょっと観てみたいなぁ